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塀の上の黒猫

塀の上の黒猫

夕暮れ時に、幟町小学校に沿って歩いていると、小学校の高い塀の上にグラウンドを見つめる1匹の黒猫の姿を見かけることがあります。ほとんどの通行人が、黒猫の存在に気づき、しばらく視線を向け、写真を撮る人もいます。ちなみにグラウンドでは、中学生と思しき少年たちがサッカーをしています。なぜ中学生が小学校のグラウンドにいる?小学生が帰った後のグラウンドを借りているのかな?

塀の上の孤高の黒猫、なぜか人を惹きつけています。もっとも、当の本人は自分の魅力に気づいていないでしょうが。首輪などしておらず、おそらく野良猫だと思います。何にも縛られることなく、気の向くまま静かにそこにいるのです。

彼なのか彼女なのか、黒猫は、何を感じ、何を考えているのでしょう。どなたか、猫とお話ができる方はいらっしゃいませんか?夏目漱石の「吾輩は猫である」のイメージも手伝って、あり得ないけど、インタビューできるとおもしろそうです。人間社会を見つめ、哲学していそうです。

中世ヨーロッパの魔女狩りがあった頃、黒猫が殺されていたという悲しい歴史がありますが、その影響もあってか、黒猫が横切ると縁起が悪いと耳にすることもありました。

一方、日本では、魔除けや厄除けに黒まねき猫の置物が売られており、福猫として受け入れられています。

猫はスピリチュアルな生き物だと聞いたことがあります。ワンちゃんに負けないくらい、人間社会に溶け込み、人を癒してくれたり、ときには大切なメッセージを届けてくれる動物のようです。

名もない黒猫さんには、末永く、幸せな人生を送って欲しいものです。。
※なお、使用した黒猫の写真は、話題にした黒猫さんではありません。

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