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夜尿症を治す

おねしょって、いつ頃、卒業? 昼間のトイレはちゃんとできても、眠っている間のことは、なかなかハードルが高そうです。

子どものおねしょ克服には、抗利尿ホルモンの分泌量が増えることと膀胱のサイズが大きくなることが鍵になるみたいで、平均すると5、6歳までに95%ぐらいの子どもは自然に治るそうです。実際には、生活リズムや心理的ストレスや色々なことが関わっているし、身体の成長スピードなど個人差はあります。ですが、就学年齢過ぎても頻繁におねしょをするようであれば、夜尿症として大きな悩みになってしまいますよね。本日はおねしょをテーマにまとめてみたいと思います。

◆以前、ブログでご紹介した眠れる予言者エドガー・ケイシー(2022.6/25投稿)について書かれた「転生の秘密(ジナ・サーミナラ著、多賀 瑛訳)」の中には、2歳のときから慢性夜尿症で悩む11歳の少年の話が記されています。

(以下、文章をかえています)
少年はもともと手のかからない子どもでしたが、妹が生まれてから、毎晩、おねしょをするようになりました。両親は親の注意をひくための赤ちゃん返りかと思い、あらゆる努力をしましたが解消されませんでした。少年が3歳になってから、1年間、精神科医の治療を受けたが改善することはなく、その後5年間、あらゆる有名な専門医の下で治療しましたが全然効果を見出すことができませんでした。少年は8歳となり、もう一度、かつての精神科医の治療を2年間受けます、成長の助けにはなったようですが、おねしょの症状はよくなることはありませんでした。少年が10歳のときに、エドガー・ケイシーのことを聞き、父親が子どものリーディングを依頼することにしました。

ライフリーディングの内容は以下。少年は前世では初期の清教徒時代、魔女狩りの時代の福音伝道師で、魔女容疑者を腰掛に縛りつけ、池に沈める刑を積極的に行っていたということでした。そして、ケイシーは、少年のカルマの説明とともに、毎晩、少年が眠りに入るとき、耳元で肉体的な暗示ではなく精神的な暗示を与えるように指示しました。

母親は、ある晩、眠りかけた少年に次のように語り暗示をかけます。「あなたは親切で立派な人です。あなたは多くの人を幸福にするでしょう。あなたは、あなたとつきあうすべての人を助けるでしょう。あなたは親切な立派な人です。」母親は、5~10分、いろいろな言い方で繰り返しました。すると、その晩はおよそ10年ぶりにおねしょが止まりました。

ケイシーのリーディングの内容は、輪廻転生を信じられない人には、拒絶感があるかもしれません。そういう方は、あくまで、これは現世での出来事としてとらえ、たとえば夜尿症になる前、あるいは妹が生まれる前に、生きた虫を面白半分に水に沈めて殺してしまったことに罪悪感を持ち、無意識に自分に科した罰だと考えるのなら納得いくのではないでしょうか。

◆上記はとても特殊な例ですが、子どものおねしょに、お疲れ気味の方にご紹介したい話がもう1つあります。

「願えばかなうエイブラハムの教え(エスター・ヒックス&ジェリー・ヒックス著、秋川一穂訳)」から一部文章を変えて記します。
朝、息子のおねしょに落胆し相談にきた若い父親への助言の話です。父親は、おねしょをした息子に向かって、「ぬれた服を脱いでお風呂に行きなさ。もう、おねしょする年じゃない、この話は前にもしたはずだ」と言っていたそうです。助言者は、「・・・・望まないことが起こったと知って嫌な感情が湧いたら、自分が望んでいることは何か自問しなさい。息子さんのしたことに思考を向ける前に、自分の望みに思考を集中すれば、状況は改善するでしょう」と。父親は「息子にはおねしょをせずに気持ちよく目覚め、自分に自信を持ち、ばつの悪い思いをしないで欲しい」との気づきを得ます。助言者からは、自分からにじみ出る言葉は息子に力強い影響を与える。『・・・私たちみんなで乗り越えていく。おまえはみるみる成長していく。さあ、ぬれた服を脱いでお風呂に行きなさい』とった言葉が出るでしょう」と。数週間後、息子のおねしょが治ったと父親から連絡があったそうです。

★上記2つのおねしょの改善話には子どもに暗示として伝えるか、直接伝えるかの違いはありますが、いくつかの共通点があるように思います。親の感情をぶつけない、おねしょそのものを直接扱わない、子ども潜在能力を信じ、成長への願いを込めるという点でしょうか。

おねしょって、子どもにとっても、すごく嫌なこと。寝巻やふとんが濡れて不快だし、自分の体をコントロールできてないことへの苛立ちや、失敗としてとらえ自信や自尊心は損なわれます。親は親で、忙しい朝の時間をとられイライラの原因になったり、自分の育て方が悪いんじゃないかって自己嫌悪に陥ることもあるでしょう。親子どちらにとっても、大きな心理的ストレスの元になります。

おねしょ1つ取っても、子育てのヒントがたくさんつまっているように思います。
そして、大きくとらえれば、人間関係構築や生き方にも応用できそうです。

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