Blog

人はなぜ泣くの?涙のわけ

ドロップスの歌」って、ご存じですか?
1963年10月~11月NHKの「みんなのうた」弘田美枝子さんの歌で放送されて以来、子供向け楽曲として歌い継がれているようです。世代が違うと、歌のお兄さん、お姉さんは異なりますが、「この歌、知ってる?」ってことで共通の話題になりますね。

♪ ~ ドロップスの歌 ~ ♪
作詞 まどみちお  作曲 大中恩

泣き虫神様が 朝やけ見て泣いて 夕やけ見て泣いて
真っ赤な涙が ポローンポロン
黄色い涙が ポローンポロン

それが世界中に散らばって 今ではドロップス
子供がなめます ペロンペロン
大人がなめます ペロンペロン

泣き虫神様が 悲しくても泣いて うれしくても泣いて
すっぱい涙が ポローンポロン
甘い涙が ポローンポロン

それが世界中に広がって 今ではドロップス
子どもが食べます チュルンチュルン
大人が食べます チュルンチュルン

~~~~~~~~~~~~~~~~~
この歌のドロップスの由来は、泣き虫神様の涙。ドロップスの色や味が違うのは、神様がどんな状況で、どんな感情があって泣いてしまったのかが大きく関わっています。そして、歌を楽しむ子どもたちは、自分にもいろんな感情があるんだってことを、言葉で理解し始める年頃で、歌の中の作り話とわかっていても、自分だけじゃない、神様もそうなんだと思うとなんだかうれしくなります。また、日頃は我慢を強いられるお菓子タイムを大人たちから肯定されたような気分にもなるし、とても魅力的な歌なのではないでしょうか。

ドロップスの歌」が世に出てから数十年後、涙の味(成分)は流したときの感情によって変わることが、科学的に説明されるようになりました。

ご存じの方も多いと思いますが、まず、涙について、少しだけ、うんちくを。
涙は血液の一種。血液から血球が取り除かれた液体成分で、無色透明なのはヘモグロビンがないからだそうです。そして、泣くとき以外の涙の大事な役割として、目を異物や細菌から守ったり、目に栄養を与えたり、瞼の動きをなめらかにする潤滑油のような働きがある、などと言われています。

では、人が泣くときに涙が出るのはなぜ?どんな役割があるのでしょうか。

涙を流すシーンは色々考えられます。悲しみの涙、悔し涙、うれし涙、感謝の涙、感動の涙、歓喜の涙、恐怖の涙・・・。人と喧嘩をしたり、勝利して達成感を味わったり、ストレスから解放されたり、一人暗い部屋で孤独感を感じていたり、状況は様々です。また、体に痛みを感じても涙が出ることがありますね。

前回の投稿(2022.8.24)の「細胞にこころがある」では、全身にこころの状態に関連した化学物質が存在すると記しました。細胞、臓器、血液・・・。血液に由来する涙にも、当然、その物質は含まれていることになります。
状況に応じて、体内で生まれる化学物質も異なるし、交感神経と副交感神経のどちらが優位かでもずいぶん変わってきそうだって想像つきますよね。

たとえば、ストレスに反応するとコルチゾールなどのストレスホルモンが分泌されますが、泣いて涙を流すことは、ストレスホルモンを体外に排出することにつながります。また、怒っているときの涙が塩辛いのは、交感神経が優位になって、ナトリウムや塩素を多く含んでいるからだそうです。体に蓄積し続けることを良しとしないものは涙で体から排出されるのです。

バシャールさんは、次のように語っているそうです。(ネット情報:the PLANET from NEBULA、バシャール:涙の意味より)
長年のネガティブな想いは、毒素として体内に物質化され蓄積されてゆくので、その想いをリリースすると決意した時に涙として洗い流されてゆくメカニズムをもっている。・・また、それまでいた波動域から驚きを感じた波動域にジャンプするときに、いらない波動を涙とともにリリースしながら、新しい波動域へとシフトしていることを意味している・・。

ネガティブな感情やストレスで涙することはもちろん、新しいものに触れ感動し涙することも大切です。人が健康を維持し成長し進化していくことに繋がっていきますから。
私たちの体には、おそるべき、システムがいっぱい備わっています。
最後に、色とりどりの幸せドロップスを生んでくれた泣き虫神様に感謝!

関連記事

PAGE TOP