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信じる力は魔法の粉!鼓膜が再生する?指が生える?

奇跡的な2つの話をご紹介します。
【1】95%損傷した鼓膜が再生
興味のおもむくまま、動画を見ていたら、「信じる力で奇跡は起こる!?耳の鼓膜が全再生・・」というタイトルの14分間の動画を発見しました。聞き手はナターシャさん、ただし日本人女性です。そして、声だけの出演ですが、耳の鼓膜が再生した男の子のご両親が詳細を語られていました。

その男の子は当時4歳、お兄ちゃんが光る耳かきで弟の耳の中を見ようとしたら、弟が暴れだし鼓膜を損傷してしまったそうです。耳鼻科を受診し、鼓膜が破れて5%ぐらいしか残っていないことを確認した医師は、「穴が小さければ2か月ぐらいで再生するが、この状態では再生は無理」と言い放ちます。それから、患部が化膿しないようにと病院で消毒してもらう日々を過ごしますが、どうしてもあきらめきれないご両親は、必ず再生できると信じ、息子には「必ず治るから」と積極的に言い聞かせます。そして、体に感謝する行為の1つとして、寝るときは子どもの耳に「ありがとう」と書き、大いなる存在を信じ神社で祈り、また、治ったことを家族で喜んでいる姿をイメージするなどして生活していたそうです。

そして、2か月後、耳の化膿が止まりましたが、この時点で、鼓膜自体に変化はありませんでした。母親は「本当に治らないんですか?また来ていいですか?」と医師に訊いたところ、「最初に治らないって言ったでしょ」と強く言われたそうです。3か月後、再受診したところ、耳の中にカサブタのようなものができていることを確認。そして4か月後の受診では、カサブタがさらにしっかりしたものになっていました。主治医がゆっくりピンセットでカサブタを取ると鼓膜がきれいに再生されていたということです。当初は再生に否定的だった医師も、珍しい事例だからと男の子の耳の中を写真撮影していたとのことでした。

<感じたこと>
医師からは、「ラッキーだった」と言われたそうですが、ひたすら再生を信じ、祈り続けたご両親と男の子の努力の賜物です。医療者の常識を覆す極めて稀なケースとなったのは、幼い子どもだったからじゃないのか?という考えも浮かんできますが、高齢者も子どもも同じように備わっている身体を修復する能力と同様に、眠った自己再生能力も本当は年齢に関係なく、皆、平等にあるものだと思います。違う点があるとしたら、思いの純粋さ?ではないでしょうか。

【2】指が生えた
この話は、潜在意識を利用した自己啓発本で有名な宗教家、著述家のジョセフ・マーフィー(1898~1981、アイルランドとイギリスで教育を受け、米国で活動)の著書『治癒力の奇跡 ~心が変われば、すべてが変わる!』に紹介されています。

南アフリカの宣教師の妻エルシー・H・サルモンは、その著書『今日を癒す』の中で左手を損なった子どもについて書いています。
「その子は、三本の指を切り落とし、なくなった場所に切り傷が残っていました。私はさっそくお祈りしました。すると、切れたところから指が生えはじめ、とうとう完全な形に復元されました。それは多くの人々の目の前で起こりました」 彼女はまた、こう書いています。「完全な形で手を復元されたその子は、指が生えてくることに対して、いささかの疑問も抱いてなかった」
私たちは、この出来事を奇跡とか超自然的な現象としてとらえてはいけません。肉体を形成する創造力は、損なわれた手足や目などを復元させることを理解してください。
*『治癒力の奇跡 ~心が変われば、すべてが変わる!』ジョセフ・マーフィー著、山田修司訳  騎虎書房
第2章 手を伸ばしなさい 「神の創造力に不可能なことはない」より引用

<感じたこと>
指が生えるなんて、本当に信じがたいことです。多くの人が、「そりゃ作り話でしょ、トカゲの尻尾じゃあるまいし、そんなことありえない」と反応することでしょう。私自身、皆さんの反応が怖くて、この話題をブログで扱うことにしばらくためらいがありましたから。でも、これは宣教師の妻エルシー・H・サルモンの祈りの深さと疑うことを知らない子どもの純粋さが起こした紛れもない事実。敬虔なキリスト教徒であれば、起こせることかもしれないと素直に思いました。

<最後に>
再生医療の発展は目覚しく、人間の自己再生能力を呼び起こす研究がなされているそうです。しかし、あくまでも科学的な方法、科学的に“魔法の粉”を作り出そうとしています。結果的に同じゴールに到達するのかもしれませんが、人の信じる力、祈りのパワーについても、ぜひ科学的に解明して欲しいと思います。そして、改めたいのは私たちの先入観や否定的な思い込みです。これまで様々な場面で多くの可能性をつぶしてきたように思います。

あり得ないことでも、起こったのであれば、それは別の人や別の状況でも起こりうる。
そして、その力は自分にもある。再生医療をも凌駕する魔法の粉は自分の中にある!
そう自分自身にも言い聞かせたいと思います。

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