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自己否定は煩悩

「反応しない練習」の著者である僧侶の草薙 龍瞬氏によると、人は失敗により「自分は向いてないかも」「なんてダメな人間なんだ」と判断し自分を否定しがち。自らの承認欲求が満たされないことで「怒り」が生まれ、「攻撃」か「逃避」の行動をとってしまう。自由な心を取り戻すため、仏教に学ぶ、以下のエクササイズを勧めています。

①「一歩、一歩と外を歩く」:今この瞬間を感じる、外の環境を五感でフルに感じる。また歩く自分の身体感覚にも意識を向ける。そうすることで、それまでとは違う人生を生きていることになる。
②「広い世界を見渡す」:世の中に生きている人たちや大きな空に目を向け、執着から一歩離れてみる。
③「わたしはわたしを肯定する」を念じる:「自分はできる」などの言葉は、現実とのギャップを感じ心が嘘をついていると意識してしまう。「しょせん」「自分なんて」が出かかったら「わたしはわたしを肯定する」という言葉も強く念じる。

真実でも有益でもない「自分を否定する」判断は必要ない、「過去を引きずる(過去を理由に今を否定する)」それ自体が心の煩悩、邪念、雑念だそうです。
ゼロ円エクササイズです。マインドフルネスと共通する部分もあり、勉強になりました。
※なお、本の内容について、引用している部分もありますが、表現は勝手に変えています。

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